2016年6月5日、FP1級実技試験当時の朝、私は全く緊張していませんでした。
正直に書きますが、実技試験受験当日、私は「まぁ、まさか合格できるでしょう、合格率8割の試験なんだし、ちゃんと試験勉強もしたんだし!」と思っておりました。
そしてさらに、試験終了後の私は「絶対に合格したな。ちゃんとできたもん!」と確信しておりました。
これを読んで「嫌味な奴だ」と思われた方がいらっしゃったら、ごめんなさい。
でも、本当に、私はそう感じたんです。
試験前はともかく、試験終了後に「絶対合格だ!」と、強い自信を持てたのには、ワケがあります。
そのワケとは、PARTⅡの試験問題にありました。
PARTⅡの試験問題を読んだ時、私は思わず小さくガッツポーズをしてしまったくらいです。
何故なら「自分には簡単に答えられるが、他の受験生は答えられない人が多いであろう問題が出題されていた」からです。
その問題とは、「リバースモーゲージとは、どのような仕組みですか?そのメリット・デメリットを挙げて、説明してください。」というものでした。
リバース・モーゲージなんて、テキストのどこを読んでも書いてありません。
つまり、金融機関や不動産会社に勤務している方ならともかく、そうじゃない方の場合、手も足も出ない可能性が高いということです。
勝手な推測ですが、半数の受験生は、面接の際に「すみません、この点については持ち帰って調べます。」と答えざるを得なかったのではないでしょうか?
でも、私は答えられる。
これだけでも大きなアドバンテージですから、ここで合格を確信してもバチは当たらないのではないかと思います。
ところで、なぜ私がリバースモーゲージを知っていたか?という点ですが…。
簡単です。
新聞を毎日読んでいるからです。
新聞を毎日読んでいれば、リバースモーゲージと言う言葉に必ず出会っているはずです。
私が繰り返し「FPを受験するには新聞を読むことが重要だよ。特に1級を受験するうえでは、新聞購読は必須だよ。」と申しあげている理由は、こういう点にあるんです。
ですからこれをお読みの方で、新聞の定期購読をされていない方がいらっしゃいましたら、今すぐにでも定期購読の申し込みをされることをお薦めします。
閑話休題。
このページの本来の目的である、私の実技試験の試験結果をご報告いたします。
「絶対合格だな!」などとエラソーなことを言ってた割には、実は大して高い得点ではございませんでした…。
200点満点中、138点。
分野別得点は、以下の通りでした。
分野名 得点 配点
顧客の問題点の把握 26点 40点
問題解決策の検討分析 45点 60点
顧客の側に立った対応 41点 60点
FP倫理と法令順守 26点 40点
「う~ん、こんなに低いかなぁ…。なんで???」というのが、私の正直な感想です。
毎度エラソーな感想ですみません…。
でも、例えば、FP倫理と法令順守なんて、なんで26点なの?満点だっておかしくないのに…と思ってしまうんですよね。
ただ、ネットで拝見した限りでは、他の受験生の方でも同様の印象をお持ちの方もいらっしゃるようですので、まぁ、みんな、こんなもんなのかなぁ…?
でも、全分野満点とはさすがに思ってはいないけど、その他にも「顧客の問題点の把握」なんて、もっと点数もらってもいいんじゃないの?とか思わざるを得ません。
まぁ、面接試験だから、客観的なものはないんでしょうけど、それにしてもなぁ~…というのが、率直な感想ですねぇ。
と、ブツブツと不平を言ってしまいましたが、それでも合格したのは間違いない事実であり、私は晴れて「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」となることができました。
同僚に話したところ「すっげ~!」と言ってもらえました。
正直に言います。
とっても気分いいです!
皆さんも、是非頑張って、私と同様、いい気分を味わえるよう、頑張ってください!