まずは私が使用したメインテキストについてご紹介いたします。
私は、試験の主催者である「きんざい様」が出版しているこのテキスト「FP技能検定教本1級」をメインテキストとして使用しました。
(このテキストは、各科目ごとに1冊×6科目=6冊でワンセットとなっています。ただし、アマゾンでは1冊ごとにバラ売りされています。)
余計な話ですが、試験の主催者であるきんざいが試験対策の本を出版するというのは、JRAが競馬の予想紙を販売しているようで、なんとなく腑に落ちないんですけどね、私としては。。。
ところで、このテキストの入手方法について1点ご注意を。
実は私、1級試験の学習開始に際して、きんざい様の通信教育に申込みをしてしまったんですよ。
そして通信教育に申し込んだ結果として送付されてきたものが上記のテキストだったというわけです。
で、ど真ん中ストレート剛速球な書き方をしますが、通信教育に申込んでしまったこと、すごく後悔しています!
だって、きんざい様の通信教育のお値段は44,000円!!
一方、アマゾンで購入した場合のテキスト6冊分のお値段は4,400円×6冊=26,400円!
その差額17,600円!
すっげ~違いだと思いませんか?
もちろん通信教育に申し込めば、課題を提出して添削指導が受けられます。
でも、添削指導って言っても、要は小テストですよ。
各科目ごとに小テストが1回ついているだけなんですよ。
そんなもんのためだけに、17,600円も余計にお金を払ってしまったと考えると、やっぱすっげ~損した気分になります。
あと、もう一つ、通信教育の特典としては、過去問題集がついてくるというのがあります。
でも過去問なんて、問題はもちろん、回答&解説付でネットで無料で手に入るんですよね。
だから、この特典も大してメリットなんざありません。
ということで、良い子の皆さんは、きんざい様の通信教育には申し込まず、アマゾンでテキストだけを買うようにしましょうね!
【2016年11月追記】
私が悪態をついたせいではないと思いますが、きんざい様、2016年11月をもって、FP1級の通信教育をやめてしまいました!!
ということで、今後はFP1級受験生がきんざい様の通信教育にカネを巻き上げられる心配はなくなりました。
【2018年4月さらなる追記)
きんざい様、こっそりと、しれ~っと、誰にも気づかれないように(?)、通信教育を再開しておりました。(このサイトの読者の方がメールを下さり、ご指摘いただいたおかげで私も再開に気が付きました。)
FP1級受験生の皆様、くれぐれもきんざい様の通信教育にはお申し込みにならないようにご注意下さい。
さて、実際にこのテキストを使用した私の率直な感想を申し上げますと、以下の通りでございます。
①愛想が悪い
内容がすごく単調でお役所的なんです。色も黒と青しか使ってないし、イラストなんて全くな
い。読んでてとても眠くなる感じなので、不眠症の方にはお薦めです。
②索引が手抜き
索引にリストアップされてる単語数がすごく少ない。
よって、あとで調べる時にどのページに書いてあるのかをすぐに見つけることができず、めっ
ちゃイラつく。
③高い
これで1冊4,400円かよ!って言いたくなる。
しかも6分冊だから、全部で4,400円×6冊=26,400円も払う必要がある。
以上です。
私の書評を読んだ方は、買わない方がいいのかな?と思ったことでしょうね。
でも、これに対抗できるFP1級のテキストって、正直、TACが出しているものくらいしかないんですよね。
TACのテキストは、本屋で立読みした限りですが、イラストも使ってて愛想はいいですし、索引も充実してます。
価格も1冊2,200円ですから、きんざい様の半額です。
一応、ご紹介しておきますね。
↓
ちなみにTACからは、こちらのテキストも発売されております。
↓
アマゾンのレビューを見る限り、これらのテキストの評判は悪くありません。
ただ、一つ言えるのは、TACの2種類のテキストよりも、きんざい様の方が掲載されている情報量が多いのは明らかなんです。
ページ数とテキストの大きさから判断してもそれは明らかですが、TACのテキストはイラストや表を使って愛想がいい分だけ、テキストに掲載されている情報量はきんざい様のものより少ないのです。
別ページでも書いた通り、FP1級試験は、テキストを持ち込んでも解けないような難問奇問がしばしば出題されます。
そう考えると、どうしても情報量が多いテキストを手に取りたくなりませんか?
さらに言うと、きんざい様は試験の主催者です。
TACは資格試験予備校の大手ですが、どんなに大手が頑張ったところで、主催者には勝てないんじゃないか…と、立場の弱い受験生としては、ついつい考えてしまうのであります。
私も、きんざい様の「主催者」という後光に目がくらみ、不愛想なテキストに運命を託しました。
そして結果的に、いまこうして、エラソーに文章を書いているということは、その選択は「正しかった」とは言わないまでも、少なくとも「間違ってはいなかった」と言えると思うんですよね。
ま、TACのテキストでも受かってたかもしれませんけどね。。。
どっちも使って勉強した人なんて、そうそういるわけじゃないし、いたとしても、両方使う人ってどうなん?という気もしますから、実際どっちがいいのかなんて、現実には誰にもわからないと思います。
ただ、合格者のうち、このきんざい様のテキストで勉強したという人が多数派であるのは間違いないだろうと思います。
試験会場でも、試験開始前にきんざい様のテキストを眺めてる人、たくさんいましたし。
そう考えると、やっぱ、寄らば大樹の陰=安全策を取りたくなるのが人情だと思うんですよね。
でも、最終判断は、自己責任で!!!
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