実技試験対策の、唯一かつ絶対的なテキストをご紹介いたします。
「FP技能検定 1級実技対策問題集 資産相談業務」です。
(2018年12月に第七版が発売されました。)
「唯一かつ絶対的なテキスト?!そんなに素晴らしいテキストなのか?!」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
「他にテキストと呼べるものがこの世に存在しない」から、唯一かつ絶対的なテキストになってしまうという、ただそれだけのことです。
ちなみにこのテキストは、2年に1回しか改訂されないようです。
ですから、私が2016年6月の試験用に購入した第5版には、2014年までの試験問題しか掲載されていませんでした。
ま、この点は私だけじゃなくて、みんな条件は同じなんですから、仕方ないですよね。。。(でも、実は同じじゃないんです。この本に掲載されていない過去問で勉強する方法もあるんです。この点については、最後まで読んで頂ければわかりますよ!)
こちらのテキストも、出版元は、ザ・主催者、きんざい様。
FP1級を名乗るために、いったいどれだけの金額をきんざい様に上納したことか…。
話はちょっとそれますが、FP1級実技試験の受験料っていくらかご存知ですか?
私は金額を見た時、驚いてぶっ飛びました。
なんと、25,000円!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
25,000円ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
合格率8割の試験を受けるために、25,000円も支払わなきゃいけないの?!って、思わず叫びそうになりました。
今回ご紹介したテキストの値段も4,000円+消費税=4,400円。
正直、「これで4,400円かぁ…高くね?」って感じます。
どこまできんざい様はお金を巻き上げれば気が済むんだぁ!って、怒りすら覚えたのですが…冷静に考えると、実は、きんざい様、とっても優しいお方なんですよ。
だって、合格さえすれば、その後はお金を巻き上げられることはないんですから。
FP1級の資格を維持するのに、会費とかの経費は一切かからないんです。
例えば社労士の場合ですと、東京都の場合、開業社労士なら毎年96,000円、勤務社労士の場合でも毎年42,000円を社労士会に巻き上げられることになるんです(平成28年度の金額)。
こういう会費を支払わないと「私は社会保険労務士です。」と名乗ってはいけないことになっているんですよね。
こういうことを考えると、合格後に会費を巻き上げることのないきんざい様は、実はお優しい方であるということをご理解いただけると思います。
ですから、テキスト代や受験料の高さにご立腹された方も、どうか慈悲深いきんざい様の真の御心をご推察下さいますよう、お願いいたします。
閑話休題。
話をテキストに戻しましょう。
このテキストは、早い話「過去問題集」なんです。
過去3年間の実技試験の問題を並べて、一問ずつ解説をしている本です。
ですから、特筆するような素晴らしいことが書いてあるというわけじゃありません。
ただ、このテキスト(というか「過去問集」)をやることによって、どんな問題が出されるのか?そして、どんなことを答えればいいのか?早い話、何を準備しておけばいいのか?という点がわかります。
このテキストで勉強していくと、実技試験の出題パターンは概ね決まっていて、似たような…というか、そっくりな問題が何度も出題されていることを実感できます。
ですから、黙ってこのテキストをやっていれば、自ずと試験のツボがわかるようになってくるはずです。
あとは、自分が納得するまで、このテキストを繰り返していけば、必ずや合格できると思います。
ちなみに私が行った実技試験対策をお話しておきますね。
前にも書きましたが、私の記憶力は人一倍弱いです。
学科試験に合格はしたものの、合格通知を受け取った時には、勉強した内容は男らしくきれいさっぱり忘れていました。
このため、この実技試験対策テキストを一から読んでも、全然理解できず「こりゃアカン」と感じてしまいました。
そこで仕方なく、学科試験でメインテキストとして使用した「FP技能検定教本1級」の「不動産」と「相続・事業承継」をもう一度流し読みしました。
さすがに記憶力が人一倍弱い私でも、一度目を通せば「ああ、そういえばこんなこと、勉強したなぁ~」と思い出すことができます。
一度うっすらとでも思い出すことができれば、実技対策のテキストを読んだ時の理解度は全然違います。
一度「FP技能検定教本1級」を読み返した後は、初めて実技試験テキストを読んだ時とは比べ物にならないくらいスイスイと読み進めることができました。
ちなみにこのテキスト、既出の問題=一度解説済みの問題に関しては「○○年○○月○○日参照」という不愛想なひとことで終わらせてしまいます。
ですから、読者は、いちいち指示された日付の問題の解説に戻らなければなりません。
ここでカチンと来るのは、「○○年○○月○○日参照」という書き方なんです。
「○○ページ参照」ではないんです。
ページを指定されていれば、そこに飛ぶことができます。
しかし、日付で指定されているため「ええっと、○○年○○月○○日の問題はどこだっけ…何ページ??」といちいち探さなければならないんです。
もちろん、日付順に問題は並んではいますよ。
でも、やっぱ、日付で指定されると該当箇所を探すのは結構大変だし、面倒です。
しかも、その日付の問題に辿り着いても、そのページに知りたい解説が書いてあるわけではないので、そこからまたページを1枚ずつめくって、必要な解説が書いてある箇所を探さなければならないんです。
ここでストレートに書きますね。
「高いかカネ払ってんだから、もっと利用者のことを考えて、マジメに作れ!」と、皆さんの声をここで代弁させていただきます。
このイライラ対策のため、私は、各日付の問題のページにインデックス(「いわゆる「耳」というやつ)をつけるようにしました。
インデックスを作成している時は「なんでこんなことをしなきゃならねぇんだ。。。」と、イラつきましたが、一度作ってしまうと、やっぱり便利で、その後はイラつくことはなくなりました。
なので、皆さんにも、是非ページにインデックスを付けることをお薦めします。
ただ、確かに「○○年○○月○○日参照」というのは不愛想だしイラつきますが、それでも、好意的にとらえれば「これ、前にも出たよ。つまり、頻出問題ってことだからね!」と教えてくれているということでもあり、さらには「前にも勉強したでしょ?まさか忘れたんじゃないよね?」と高飛車な言い方で挑発されているということでもあり、「意地でも覚えてやる!」という気を引き起こさせてくれるものであるとも言うことができます。
これだけ嫌味で不愛想に頻出事項を指摘されると、さすがに記憶に定着するんですよね。
もしかしたら、これこそがきんざい様の親心なのかもしれません。
ちなみに私は、このテキスト、2回やりました。
2回終わった後も、会社の昼休みに適当な箇所を選んで読み返すようにしていました。
ちなみにこのテキストは、「読む」という意識でやればいいと思います。
どういうことかと言うと、一問一問、面接を受けるつもりでマジメに問題点を抽出して、面接で答えられるようにピックアップしなくてもいいんじゃない?ということです。
いや、そこまでマメにやりたいという方がいるのなら、止めはしませんよ。
可能であるなら、そこまでマジメにやった方がいいでしょう。
でも、そこまでするのって、かなり面倒です。
だったら、ただひたすらに読み進んでいく方が楽チンだし、スピードもアップします。
その結果、実技試験に必要な知識が、早く、楽に身につきます。
ただ、実技試験は面接試験ですから、言葉で表現する必要があります。
いわゆる「アウトプット」というやつですね。
私は、このアウトプットの練習を、何度もご紹介している神サイトを使って行いました(これこそが、上で書いた「この本(テキスト)に掲載されていない過去問で勉強する方法」です。)
神サイトには、「FP技能検定 1級実技対策問題集 資産相談業務」(以下このページでは「テキスト」と言います。)にも載っていない、直近の問題、そして古すぎて掲載されていない問題さえも、きちんと解説付きで掲載されています。
私は、テキストで一通りの必要な知識を習得した後に、これら「未習の問題」を神サイトから出力し、本番の試験に臨むつもりで「顧客の相談内容及び問題点」「問題に書かれている以外に必要な情報」「解決のための提案・方策」「FPと関連法規」について、実際に書き出しを行いました。
そして、神サイトの解説を見て、自分で行った問題点の抽出などが間違っていなかったかを確認するようにしました。
さらに、神サイトの素晴らしいところは、過去に実施された面接の一部の実録レポートが販売されているところです(1部540円)。
この有料サービスは、絶対にお薦めです。
面接のイメージが具体的につかめますので、540円を支払う価値は十分にあると思います。
私は、神サイトに掲載されているすべての面接実録レポートを購入し、一つ一つの面接官の問いに対して、自分の頭の中で答えを作りながら、読み進めていきました。
この作業のおかげで、見当もつかなかった面接試験のイメージをつかむことができたばかりではなく、ちょっと嫌味に聞こえてしまうかもしれませんが「この程度の答えでも合格するんだ…」という、自信もつけることができました。
なお、私は、お世話になった神サイトに敬意を表するとともに、今後の受験生の皆様のお役に少しでも立てるようにと思い、私が実技試験を受験した際の再現ドキュメントを作成いたしました。
神サイトで販売している面接実録レポートも同じような感じですので、神サイトで実録レポートを購入するかどうかの判断基準としてお使いください。
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(ご注意!)神サイトで販売されている実技面接・実録面接レポートのうち、2016年6月5日のレポートは、私が作成したものであり、私のサイト内に無料で掲載しているものと全く同一のものとなっております。これは、私が作成したレポートを、神サイトの運営者の方に、私のサイトにおいて無料で公開し続けることをご了解いただいた上で譲渡したため、このような形となりました。このため、神サイトでの実録面接レポートの購入を私は強くお薦めはしますが、2016年6月5日のレポートは私のサイトで無料で閲覧できますので、それだけは購入しないよう、くれぐれもご注意下さい。
なお、念のためお断りしておきますが、私は神サイトの制作者の方とは、全く面識はありません。
私がこのサイトを開設する際に、神サイトを紹介することについてご承諾を頂くために、神サイトのお問い合わせページを通じてメールのやり取りを行っただけの関係です。
私はただの一利用者にしか過ぎませんので、「神サイトの有料サービスを薦めているのは、何か経済的メリットがあるからではないか?」と、もしお考えでしたら、それは間違いであることをお伝えしておきます。
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