実技試験の学習に要した時間をおおまかにお伝えします。

 

3月アタマに学科試験の合格を知った私は、合格祝いと称して、しばらく勉強などせずにのんびりと生活しておりました。

 

ただ、6月に行われる実技試験を受験するためには、3月末から4月中旬までの申請期間中に受験申し込みをしなければなりません。

 

ちなみに、1級の学科試験合格者には、実技試験の受験案内が送付されてきますので、忘れていたとしても大丈夫です…って、普通は忘れないでしょうけどね。

 

で、この実技試験の申し込みの時に、受験料が25,000円もするという驚愕の事実を知り、「25,000円も払って合格率8割の試験に落ちたら、シャレになんないどころか、目も当てられないじゃん!」と、やる気に火を付けられたのでありました。

 

 とりあえず、アマゾンで購入してあったFP技能検定1級実技対策問題集をダンボール箱から取り出し、読み始めました(これが4月1日のことでした。)。

 

まずはテキストの冒頭にある「実技試験のガイダンス」を読み、次に「合格体験記」を読んでその日はお終い。

 

そして翌日から、テキストに掲載されている過去問に取り掛かったのですが…

 

あきまへんでした。

 

あんなに勉強したFP1級なのに、わずか2か月で、我ながら感心するほどにきれいサッパリ忘れていて、解説を読んでも、頭に入ってこないんです。

 

特に、事業承継なんて、平民出身の我が身には全く無関係のことですし、1級でも学科ではあまり重要視していなかった分野ですから、なおさらです。

 

ということで、潔く「FP技能検定教本1級」の「不動産」と「相続・事業承継」のテキストを一から読み返すことととしました。

 

細かいことにはこだわらず、とにかくダダダッと読み返し、4月9日にはこれら2冊を読み終えました。

 

そして、同日から、テキストにとりかかりました。

 

一度テキストを読み返したら、あら不思議!

 

テキストに書いてあることが、すっごく頭に入りやすくなってました。

 

 テキストは、ひたすら読み込んで、知識を習得することに努めました。

 

つまり、一問毎に問題を解く意識では読まなかったということです。

 

問題を読んで、まぁ、多少は頭の中で考えましたが、すぐに解説を読み始め、必要な箇所にマーカーを引いて、記憶するようにしていきました。

 

そうやってテキストをとりあえず読み終えたのが、4月29日。

 

その後直ちに、テキストのアタマに戻って二度目の読み込みを開始しました。

 

二度目ということもあり、また、GWで休日が多かったおかげもあり、二度目の読み込みが終了したのは、5月15日でした。

 

そしてそこから、神サイトを利用した実戦形式の演習を開始しました。

 

私が使用した第五版のテキストには掲載されていない2015年及び2016年2月の試験問題、そして2011年以前の試験問題を、本番と同様に15分間で読んで、ポイントを整理して、問題文に書かれていないことで確認しなければならないこと及び顧客に提案すべき内容をメモして、それがどんなものかを口頭で説明できるように整理しました。

 

もう2回過去問を読み込んだわけですから、大抵の問題は対処できました。

 

ただ、自分では覚えているつもりでも、実はあやふやな記憶の箇所もあることが、この演習を通して確認することができましたし、そういったところは、もう一度記憶の定着に努めるようにしました。

 

そして最後は、同じく神サイトにおいて販売されている実技面接・実録レポートを購入し、印刷して、自分が実際に面接を受けているつもりになって、面接官の質問一つ一つに答える練習を行いました。

 

(ご注意!神サイトで販売されている実技面接・実録面接レポートのうち、2016年6月5日のレポートは、私が作成したものであり、私のサイト内に無料で掲載しているものと全く同一のものとなっております。これは、私が作成したレポートを、神サイトの運営者の方に、私のサイトにおいて無料で公開し続けることをご了解いただいた上で譲渡したため、このような形となりました。このため、神サイトでの実録面接レポートの購入を私は強くお薦めはしますが、2016年6月5日のレポートは私のサイトで無料で閲覧できますので、それだけは購入しないよう、くれぐれもご注意下さい。)

 

これら神サイトを使った演習は、2週間もかからずに終わってしまいましたので、試験直前の1週間は、正直、かなり余裕がありました。

 

もちろん、直前の1週間も、テキストや面接・実録レポートを読み返したりして、勉強していましたよ。

 

でも、FP1級の学科試験の時ほどは、緊張感も切迫感もなかったですね。

 

「まぁ、こんだけやっときゃ、まさか合格するだろう」という気持ちでいました。

 

結局、まとめますと、私が実技試験のために要した学習時間は、4月1日から試験日の6月5日までの、2か月間と数日間、と言うことになります。

 

記憶力が弱く、集中力もない私ですら、2か月で余裕があったくらいですから、記憶力が良くて、集中力のある方でしたら、1か月でも合格できちゃうかもしれませんね。

 

実際、合格率は8割ですからね。

 

合格するのが普通であって、落ちるのが例外なわけですから。

 

じゃぁ、どんな人が落ちるの?という疑問も湧いてきますが、その答えは①完璧に実技試験を舐めきって、あるいは忙しくて時間がなくて、殆ど試験対策の勉強なしで受験した人、②極度のアガリ症の人、③すごく運の悪い人、のいずれかだと思います。

 

変な話ですが、実技試験は学科試験より簡単です。

 

だから、残念ながら実技試験に落ちてしまった方も、自信を失う必要なんてありません。

 

学科より簡単な試験なんですから、ちゃんと準備して臨めば、必ずや次回の試験には合格できますから、頑張ってくださいね!

 

 次は、「1級実技試験当日」または「FP試験予備校&試験対策講座」のページへお進みください。

 


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