さて、このサイトの本題とも言うべき、FP1級の勉強法についてです。

 

既にご存知の方も多いと思われますが、1級も2級・3級と同じく6割取れれば合格できる試験です。

 

しかしその6割というのが、結構ハードル高いんです。

 

 

ところで英検はご存知ですよね?

 

英検2級と1級の違いがすごく大きいって、ご存知の方も多いと思います。

 

英検2級を持っていても「あ、そう。」でおしまいですが、英検1級を持っていると「え?1級?!すげ~!」と言ってもらえます。

 

英検の世界では、1級と2級の差があまりにも大きすぎるために、準1級と言う新たな級が創設されたくらいです。

 

FPも、この英検に似ています。

 

FP2級までなら、普通にお勉強をして、何度か試験を受けていれば、そのうち合格できます。

 

しかし、FP1級の試験は、2級までのものとは全く別物であるとお考え下さい。

 

何しろ重箱の隅をつつくような難問・奇問のオンパレード。

 

テキストを見ながら解いたって100点が絶対に取れない試験なんです。

 

問題を作った奴の顔が見てみたいと言いたくなるような、そんな問題も出題されます。

 

そもそも受験資格が制限されていますから、1級の試験は、決して大げさではなく「プロの試験」であると言え、簡単なわけがありません。

 

 

でも、ここまで読んで既にやる気を失った、そこのあなた!

 

安心してください。

 

私でも合格できた試験です。

 

私は人事部での勤務経験がありますが、決してFP関連科目の「プロ」ではありません。

 

しかも、記憶力は人一倍弱いです。

 

そんな私でも合格できたんだから、大丈夫!

 

一見難しそうに見えますが、頑張りさえすればきっと報われる試験です。

 

何より、合格すれば「FP1級?すげ~!」と言ってもらえて、すっごくいい気持ちになれます!

 

ということで、私がFP1級の学科試験に向けてどんな勉強を行ったのかを、以下、お伝えしていきますね。

 

 

1.メインテキスト

 

2.サブテキスト

 

3.問題集

 

4.学習時間

  

 あ、でも、その前に…テキストや問題集紹介をする前に、皆様に1点改めてお伝えしておきたいことがございます!

 

「FP3級の勉強法」のページでも書きましたが、FPの学習においては「新聞を読む」ということが、とても大切になります。

 

そしてそれは、難問奇問が出題されるFP1級になると、より重要性を帯びてきます。

 

新聞を日頃読んでいない人にとっては難問奇問に感じられる問題も、新聞を当たり前のように読んでいる人から見ると「こんなの常識」で片づけられちゃうこともあるのです。

 

そもそもFPが必要とする知識は、頻繁に改正が行われて日々更新されていくものです。

 

ですから、少々過激な言い方をしますが、日ごろ新聞も読まない=読めない人は、FPになる資格などないとさえ私は思うのです。

 

なお、新聞と言うと「やっぱ日経新聞ですか?」とよく言われます。

 

もちろん、日経新聞でも結構です。

 

ただ、日経新聞を読む必然性がある方=元々日経新聞を定期購読されている方であるならともかく、そうでない方に対しては、私は日経新聞はお薦めしません。

 

日経は経済新聞ですから当たり前ではありますが、取り扱う記事は経済記事に偏っており、論調も経済的視点からの論調に偏りすぎてますし、速報性を重視しているためか、誤報もしばしばあります。

 

何より、読んでいて面白くありません。

 

面白いのは、自分が株を所有している企業が好決算を発表した時の記事くらいです。

 

ですから私がお薦めするのは、日経ではなく、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞の3紙のいずれかです。

 

特に朝日新聞の記事の解説や鋭い分析力は、FPの学習を行ううえでは、必ず役に立つと思います。

 

生活に直接かかわる記事も多いので、日経みたいに読んでいて眠くなることもないでしょう。

 

なお、読売新聞は、あまりにも大衆紙過ぎて、情報量も少なすぎますし、FPが読むには記事のレベルが低すぎます。(産経新聞が論外であることは、言わなくてもわかっていただけると思います。)

 

FPは、常にその時々の社会問題に精通している必要があります。

 

「マイナス金利?何それ?」「保育園不足?そうなの?」「教育資金贈与?はぁ?なにそれ?」などと言うFPがいたら、あなたはどう思いますか?

 

私は、そんなアホにFPになってほしくありません。

 

FPの価値が下がりますからね。

 

私は、当たり前の生活習慣として、物心がついた頃から新聞を毎日読んでおりました。

 

そのお蔭で、FP試験のどの分野においても、ある程度の事前知識を持って臨むことができました。

 

どの分野においても「こんなの初耳!」ということは、あまりありませんでした。

 

ですから、新聞を読んでいない人に比べると、理解力・吸収力は、かなり早かったのだろうと思います。

 

逆に、日ごろ新聞読んでいない人は、FPの学習に相当苦労されているのだろうとも思います。

 

また、新聞を毎日読んでいることによって、試験に出題されそうなポイントも、ある程度は予測することができます。

 

その時々のトピックは、当然のことながら出題傾向が高いです。

 

新聞を日々読んでいると、いちいち出題予想などしなくても、何となく感覚で「あ、こういうの、出そうだよな。」と、わかるものなのです。

 

結果的にその予想が当たったかどうかは別問題ですよ。

 

でも、少なくとも、そういう何となくの感覚を持ち合わせていれば、出題されそうな箇所について本能的に自然と記憶してしまいますので、直前になってから出題予想に関する情報に振り回されて慌てることもなくなるのです。

 

もしもFP受験生で、新聞を読んでいない方がいらっしゃいましたら、今からでも遅くはありません、定期購読をして、毎日、当たり前のように読むようにして下さい。

 

それが合格への早道でありますし、また、合格後もFPの名に恥じない言動をするために最低限必要なことであると思いますから。

 

 

私が知る限り、FP受験生に対して「新聞を読みましょう!」と推奨している人は他にはいないと思います。

 

でも、FPを目指す以上、そしてFPと名乗る以上、時代の変化に対応していく必要があるのは当然のことと思われます。

 

新聞を読むと学習時間が減ってしまうと考える方もいるでしょう。

 

でも、学習時間を減らしてでも、新聞は読むべきだと思います。

 

急がば回れ、です。

 

新聞の購読は、必ずあなたのFP1級合格に、そして合格後のFPとしてのスキルアップにも大きく役立ちますから!

 

 

なお、私が実際に行った勉強法ではありませんが、FP試験予備校&対策講座についても、私の知る限りのことを書いておきましたので、ご興味があったらご覧ください。

 

 

 

 


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