まず最初に、FP1級の実技試験の概要について。

 

このページをお読みの方は既にご存知と思いますが、実技試験は、面接試験です(半日で2回の面接試問を受けます。)。

 

1回の面接時間は12分程度です。

 

問われる分野は「不動産」と「相続・事業承継」の2分野のみ(たまに他分野からも出題されることがありますが、ほぼこの2分野と思っていて大丈夫です。)

 

で、合格率は、なんと8割!

 

ということで、ここだけの話ですが、なぁんとなく、ナメたくなっちゃう試験ですよね…♬

 

 

 

さてさて、学科試験から約5週間後、予想外の学科試験合格を勝ち取った私は、早速実技試験対策に取り掛かり…と言いたいところですが、実際には「わ~い、受かった~!しばらくのんびりしよう!」と、決めました。

 

学科試験が終わった時にも「あ~悔しい、不合格だな、たぶん。ま、しばらくのんびりしよう!」と決めて、実際、5週間ほどのんびりしていたのですが、自分にはとてもつもなく優しい私としては「せっかく合格したんだから、ご褒美に休養を与えてあげないと!」と可愛い我が身に気遣ってあげてしまったんですよね。

 

でも、正直に申し上げますが…ここで焦って勉強を再開する必要はなかったと、今でも思います。

 

つまり、のんびりしたのは間違いではなかった、ということです。

 

決して実技試験をナメているわけではないのですが、合格発表は3月上旬にあったわけで、6月上旬の実技試験までまだあと3か月もあり、合格率8割という実技試験の難易度を考えると、3か月も前から準備に取り掛かるほどのことはないのではないかなぁ…と、思うのです。

 

さらに、既にご存知の方も多いとは思いますが、実技試験では「不動産」と「相続・事業承継」に関する分野からしか出題されません。

 

厳密には、それ以外の分野からもほんの少し出題されることもあるようですが、まぁ、合格率8割の試験ですから、それほど気にする必要はないでしょう。

 

わずかな可能性を気にして全分野の勉強をやり直すくらいなら、この2分野に絞って徹底的に勉強する方がはるかに効率的だと思います。

 

もちろん、準備は早いに越したことはないですよ。

 

ですから、学科の合格と同時に実技試験対策の勉強を開始した方が、ベターであるとは思います。

 

でも、例えばお仕事などで忙しかったりして、なかなか実技試験対策に取り掛かることができないとしても、決して焦る必要はありません。

 

何しろ、実技試験対策の勉強法は、実質一つしかありません。

 

だから、迷いようがないんです。

 

ということで、以下、実技試験対策について、ご説明いたします。

 

 1.実技試験のテキストについて

 

 2.実技試験の学習時間について